授業ー1

製作を行うにあたり、世の中にはどのような製品があり、それらはどのように考え作られ、設計されているかを調べ、自分の製作の方向を決めていくヒントを得ます。

どのような先人の知恵が込められているか調べよう

今世の中にある製品にはそれぞれどのような「先人の知恵」が込められているだろうか?
またその「先人の知恵」はどのような願いで考えだされたものなのか?
具体的な製品を例に取り上げて、それぞれ考えてみる。

訓練ワーク 製品のねらいを読み解く
Kismでの製作には木質材料を使用しますが、はじめから机や椅子などの構想を読み取ろうとしても、表面的なデザインや構造の幅が広く、読み取りが難しいケースがあります。
そのために、木製品の構想の読み取りの前に、既製品の構想を読み取るための視点の訓練としてのワークを行うことでよりスムーズな構想の理解に繋がります。

この授業では、紙コップを使います。A ごく一般的な紙製、B 透明プラスチック製、C 遮熱加工の紙製、の3つを100円ショップで購入して、各グループに配ります。Aの読み取りを共有した後でB、Cと配っていきます。Aの弱点をB、Bの弱点をCという具合に進めて、最後はそれぞれのニーズにあった製品化がされている、という話にもっていきます。
消費者は自分のニーズにあった製品を選択することができ、消費者に選ばれないものはいずれ淘汰される、というあたりで、社会、経済、環境の3側面について触れるようにしています。100円ショップ製品なので、1パックあたりの数量を伝えると経済面や環境面を考えやすいという点もあります。

生徒の誰もが一度は使ったことがある製品を取り上げることで、開発者・製造者の視点を伝えることができるのではないでしょうか。

どのように設計して作ってあるのか調べよう

製作品がどのように構想・設計されているのかを読み解きます。ここでは読み解く題材として木製品を設定し、その製作の意図や構造の工夫について各々考えていきます。

製品の製作意図を読み解くワーク
製作品がどのように構想・設計されているのだろうか

1 製作品から読み取った「先人の知恵」を図と文章で分かりやすく説明しよう。
〈読み取るための見方のポイント〉
全体の形 ・材料 ・部品の形/寸法/数 ・部品の組み合わせ方 ・部品の付いている位置 ・部品の組み立て順 ・何のためにこの形なのか ・何のためにこの材料なのか ・何のためにこの寸法なのか ・何のためにこの組み合わせなのか

2 製作品から読み取ったことを整理しよう

3 今回の読み取りを通して,どのようなことを学びましたか。箇条書きで構いません。

4 今回の読み取りで学んだことは,生活や社会で活用されているどんな知識及び技能や考え方の一部を学んだことになるのでしょう。できるだけ具体的に書きましょう。

5 今回の学びは,生活や社会の中での技術に関わる課題の解決に,どのように活かせそうですか。

6 更に学び続けるための,これからの課題(何を学んだり,何ができたりするようになると良いか)をまとめましょう。

〈自己評価〉7のまとめに関して,これからの自分の課題を設定することができましたか。
A 5つ以上の視点から,課題を設定することができた
B 3つ以上の視点から,課題を設定することができた
C 1~2つの視点から,課題を設定することができた。
D まとめることができなかった

この授業で実際に生徒たちが記入したワークをご覧になりたい場合は、お問合せより
<kism_work_1_2>の資料閲覧希望とご連絡ください。


タイトルとURLをコピーしました